第7弾【新型コロナウイルス –COVID-19 に関する各国状況および対策まとめ その3】

株式会社ジャパン通信社と株式会社ワイズワークスプロジェクトは合同で新型コロナウイルスに関する情報をあらゆる角度から発信してまいります。

第7弾は前回に引き続き、新型コロナウイルスによる世界各国の感染状況、対策等をまとめました。
今回はイギリス、スペイン、フランスについてお伝えします。

■イギリス

【感染状況】※5/11時点

・感染者数:22万3000人
・回復者数:-人
・死者数:3万2065人
・1万人あたりの感染者数:約33.4人(人口6665万人)
・致死率:14.4%

≫感染および施策

1/31 初の感染者
3/5 初の死者
3/5 感染者数100人突破
3/14 感染者数1000人突破
3/18 死者数100人突破
3/23 外出禁止令(ロックダウン発令)
3/26 感染者数1万人突破
3/27 死者数1000人突破
3/27 ジョンソン首相感染を公表
4/10 死者数1万人突破
4/12 ジョンソン首相退院
4/16 感染者数10万人突破
5/7 死者数3万人突破
5/10 首相が今後2ヶ月で段階的な制限緩和計画を発表

≫移動

3/23~ 外出禁止令(ロックダウン発令)
 ※ロックダウン以降も1日1回の「外での運動など」が許されている
 ※不要不急の外出の場合、8000円から最大35万円の罰金が設けられている
 2月上旬~4月上旬 ロンドン市内バス、鉄道、地下鉄等交通機関全体の利用量は約60%減少
5/9 政府は新型コロナウイルス対策として、
 アイルランドを除く外国から空路でイギリスに入国する全員に、
 14日間の自主隔離実施を5月末から指示すると通達
 ※両国の取り決めによりフランスからの入国者には適用されない
5/13 1日1回の「外での運動」規制を緩和予定(詳細は下記)
 ・1日1回の「外での運動」を「より多く、無制限」に緩和
 ・公園での活動や同居人とのスポーツ
 ・「レジャー目的」でより長い時間、屋外に出ること(イングランド)

≫教育機関

3/20~ 公立の小中高校を休校(早くても6月1日以降予定)
 ※幼稚園の年長および小学1年生、6年生から再開見込み

≫経済活動

3/23~ 自営業、フリーランス収入の8割を負担
5/11~ 在宅勤務ができない人には出勤を積極的に奨励する(建設業・製造業等)
6/1~ 段階的に再開予定

≫文化施設

3/23~ 図書館、コミュニティーセンター、美術館、博物館に閉鎖令
6/1~ 段階的に再開予定

≫外食・サービス

3/20~ レストラン、カフェ、バー、パブ、美容サロン、ホテル、そのほかの宿泊施設、
 映画館などに休業を要請(レストランやカフェはテイクアウト専門でサービス提供可) 
6/1~ 段階的に営業を再開(一部の接客業などは7月以降再開予定)

≫小売

3/23~ スーパーやドラッグストア、コンビニなどは大幅時間短縮などをしながら営業
 (ソーシャルディスタンス(社会的距離)を前提)
6/1~ 段階的に営業を再開

≫スポーツ・レジャー施設等

3/23~ スポーツクラブ、戸外の遊び場などに閉鎖令
6/1~ 無観客でのプロスポーツ再開を許可

≫イベント等

3/16~ ジョンソン首相コロナウイルス対策発表後 コンサートや展示会は自主的に中止や延期が相次ぐ
3/23~ コンサートや展示会などに閉鎖令

≫そのほか

3/15~4/12 イングランド、ウェールズで犯罪が前年同期比28%減少、住宅強盗は3割以上減少
3/23~ 結婚式は不可、葬式は可
6/1~ サッカープレミアリーグ再開予定
7/19、7/23 F1イギリスGP開催予定

■スペイン

【感染状況】※5/11時点

・感染者数:22万7436人
・回復者数:13万7139人
・死亡者数:2万6744人
・1万人あたりの感染者数:約48.4人(人口4694万人)
・致死率:12.2%

≫感染および施策

2/9 初の感染者
3/4 初の死者
3/9 感染者数1000人突破
3/13 死亡者数100人突破
3/14 15日間の「警戒事態(非常事態宣言)」(3月14日から発効)
3/17 感染者数1万人突破
3/20 死亡者数1000人突破
3/26 3月14日にスペイン政府が宣言した「警戒事態」を15日間延長(4月12日まで)
4/1 感染者数10万人突破
4/2 死亡者数1万人突破
4/9 4月11日まで延長されていた 「警戒事態」を再延長(4月26日まで)
4/22 4月26日まで継続予定であった「警戒事態」を更に延長(5月9日まで)
4/18 死亡者数2万人突破
4/20 感染者数20万人突破
4/29 4段階(フェーズ0~フェーズ3)にわけた規制緩和のプラン発表
5/4 ほぼ全土で規制緩和(フェーズ0) 
5/6 5月9日まで継続予定であった「警戒事態」を更に延長(5月24日まで)
5/11 スペイン全土で規制緩和(フェーズ1)※マドリード、バルセロナ等一部地域を除く

≫移動

2/24 テネリフェ島のアデヘに所在するホテルの宿泊客と従業員約千人に対し、隔離措置を発動
3/12 モロッコとの国境を閉鎖
3/14 移動制限措置
 ※食糧・その他医薬品等の入手のための移動、医療機関への受診のための移動、職務履行のための職場への移動等を除く
3/16 スペインへの入国を制限
4/27 14歳以下の子供の移動制限を緩和
5/4 規制緩和(フェーズ0)により散歩・個人の運動が可能に
5/11 規制緩和(フェーズ1)の地域は県、島、又は他の基準領域内の移動を自由に(最大10名での移動)
 鉄道等交通機関では各乗客の隣の座席は空席とし、最大限可能な距離を保つこととする

≫教育機関

3/10~ マドリード州全域及びバスク州の二つの都市全てのレベルの教育機関
 (大学、中等教育、初等教育、幼児教育、保育園、職業訓練学校及びその他)を休校
5/11 規制緩和(フェーズ1)の地域の教育機関(大学を含む)は,
 消毒、活動再開の準備及び各種手続きの実施のため、職務を開始可能
 大学の研究所も研究の実施のために活動を開始することができる
9/1~ 学校再開予定

≫経済活動

3/30 下記分野に従事する者等以外は、「勤務時間の回復可能な有給休暇」の取得を義務づけ(4月9日まで)
 ・食料品店,医薬品販売店等の必需品販売店の従事者
 ・飲食店の宅配、商品の運送業務従事者 
 ・税関職員・電力,石油製品,天然ガス部門従事者
 ・重要インフラの運営
 ・衛生関連製品,医薬品その他保健関連製品等の必需品の生産・供給等に従事する者
 ・その他、報道、金融、通信、弁護士、清掃、気象予報サービス等に従事する者など
4/10 「勤務時間の回復可能な有給休暇」の取得義務づけを解除

≫文化施設等

3/12 マドリード市内の美術館を閉鎖
3/19 スペイン全土における全てのホテルや短期滞在や観光用の宿泊施設等の一時的閉鎖
5/11 規制緩和(フェーズ1)の地域は、図書館の開館(文化・研究活動等禁止)、博物館・美術館の開館
 (入場者数を定員の3分の1に限定)、宗教施設における活動への参加が認められる

≫外食・サービス

3/14 レストランやバルなどが閉鎖
5/4 規制緩和(フェーズ0)により飲食店の事前注文による持ち帰り可能(店内での消費は不可)
5/11 規制緩和(フェーズ1)の地域は、飲食店におけるテラスの営業を再開
 ※ただし認可されているテーブル数の50%までの利用、テーブル間の距離は2m保たなければならない
 各テーブルにおける定員は、最大10名

≫小売

3/14 スーパー等の食料品店、 薬局等以外の商業施設を一時的に閉鎖
5/4 規制緩和(フェーズ0)により一部の小売りの商業施設等の営業再開
5/11 規制緩和(フェーズ1)の地域は、警戒事態宣言により営業が停止されていた、
 小売りの商業施設等の営業を再開
 ※ただし,施設面積が400平米以上の施設等は対象外

≫スポーツ・レジャー施設等

3/14 ジム、スポーツ関連施設、公共の場で利用できるスポーツ関連施設、レジャー施設など閉鎖
5/1 14歳以上の人は全ての公共の道路、スペースで6時~10時又は20時~23時の時間帯であれば、
 第三者との接触を要しない個人でのスポーツ、散歩(住居から1キロ以内)等運動を行うことができる
5/4 規制緩和(フェーズ0)により散歩・個人の運動,個人(プロスポーツ選手を含む)の
 トレーニング、プロスポーツチームの軽いトレーニング等が可能
5/11 規制緩和(フェーズ1)の地域は下記規制を緩和
 ・劇場等の文化会館の開館(定員の3分の1に限定)
  ※ただし屋内の場合は最大30名,屋外の場合は最大200名の入場者とする
 ・プロスポーツ選手は中段階のトレーニング(最大10名での戦術的トレーニング)を行うことができる
 ・屋外のスポーツ施設の利用を可能とする(プール及び水を利用する施設は含まれない)
 ・ホテルその他の観光客用の宿泊施設は営業の再開
 ・アクティブツーリズム(自然環境下の観光)の営業の再開

≫イベント等

2/24 世界最大のモバイルイベント「モバイル・ワールド・コングレス 2020」中止
3/11 マドリード開催予定の2014年に発生した爆破テロ事件追悼式典中止

≫そのほか

3/13 議員の感染増加により、国会の活動停止(15日間)
3/16 バスク州とガリシア州地方選挙の延期
5/11 規制緩和(フェーズ1)の地域は屋外の場合は最大15名、
 屋内の場合は最大10名の範囲内であらゆる施設における通夜への参加が認められる

■フランス

【感染状況】※5/11時点

・感染者数:13万9063人
・回復者数:5万6217人
・死者数:2万6380人
・1万人あたりの感染者数:約22.1人(人口6281万人)
・致死率:18.9%

≫感染および施策

1/25 初の感染者
2/15 初の死者
2/29 感染者数100人突破
3/8 感染者数1000人突破
3/14 必需品以外の商業施設の閉鎖
3/15 死者数100人突破
3/16 大統領テレビ演説
3/17 外出制限措置(15日間)
3/19 感染者数1万人突破
3/24 衛生緊急事態宣言(外出制限措置の罰則強化)
3/24 死者数1000人突破
4/8 死者数1万人突破
4/13 外出制限措置の延長(5月11日まで)
4/15 感染者数10万人突破
5/2 衛生緊急事態宣言の延長(7月24日まで) 
5/7 首相会見で5月11日からの段階的な解除を発表。地域を赤と緑に色分けし、地域に応じて制限の解除

≫移動

3/17~ 1メートルの距離を守り接触を避けた形での買い物、通院、若干の運動といった必要な外出のみ許可
 ※事前の証明書の取得が必要(罰則あり)
 10万人の警察と国家憲兵隊が動員され、フランス全土に検問が設置
 移動に関しては、移動の理由を記載した自筆の証明書の携帯義務(罰則あり)
 EU及びシェンゲン圏への入境を閉鎖。EU域外の国とEU域内の国の間の移動を30日間停止
 ※現在EU圏外にいるフランス人の帰国は可能
 EUに入域する絶対的な理由のない第三国の国民の入域は,入域禁止の対象となる
5/11~ 100キロメートル以下の移動解禁
 ラッシュアワーに公共交通機関を利用する場合は誓約書が必要(一部地域)
 公共交通機関の利用時はマスク着用義務

≫教育機関

3/16~ フランス全土の教育施設(幼稚園、小学校、中学校、高校、大学)が無期限で休校
5/11~ 託児所と小中学校は段階的に再開
 (マスクと消毒液の提供。子供のマスク着用義務なし。中学校からはマスク義務化)
 ※高等教育機関は夏までオンラインでの開講(高校については6月2日の再開を検討)

≫経済活動

3/17~ テレワークが困難な場合の通勤は許可
 ※事前の証明書の取得と職場を証明する書類が必要
4/28~ 企業のテレワーク要請の延長(6月2日まで)

≫文化施設

3/1~ ルーヴル美術館閉鎖
3/17~ 美術館、博物館など閉鎖
5/11~ 図書館や小規模な美術館の再開

≫外食・サービス

3/14~ レストラン、カフェの閉鎖
4/28  レストラン、カフェ、バーの6月2日の再開を検討

≫小売

3/14~ 食料品、薬局など生活必需品を扱う店舗以外は閉鎖
3/24~ マルシェを禁止
5/11~ 大型ショッピングモール以外の商業施設を再開
 ※1メートルの距離や人数制限、マスク推奨などの条件

≫スポーツ・レジャー施設等

3/14~ スポーツ施設の閉鎖
5/11~ 公園再開(10人以上の集団利用不可)
 ビーチは6月1日まで閉鎖予定

≫イベント等

3/16~ 閉ざされた場所での100人以上の集会を禁止(開かれた場所でも流行地域の参加があれば禁止)
4/13  イベントおよび集会の禁止延長(7月中旬)
4/28~ 大型フェスティバル、スポーツイベントなど禁止延長(9月まで)

≫そのほか

3/17~ 宗教施設施設閉鎖
5/11~ マスクを全国民に配布
 宗教施設再開
8/29 ツールドフランス開催予定(約2カ月遅れ)